令和の米騒動

 

 

近頃は、何でも かんでも 値上がり 値上がり・・・はぁ〜。

ものによっては、「 価格が2倍 になって 容量は減って いる 」っなんて物もあったりします。

その際たるものが「お米」

確かに近年は、飽食の時代を迎え たなんて言われていて、 ご飯 ではなく パスタパン に取って代わられていたのも事実で ” 米離れ “ と言われる 時期 もありましたが、やはり日本人の 主食は「お米」なくてはならない食品 です。

政府は、「備蓄米を放出して価格を安定させる」と言ったものの・・・上手くいかず、全国的にまだまだお米の価格は高止まりの状態です。

 

では何故こんな事態に・・・

 

 

  1. 減反政策 : 1970年代から始まった減反政策は、米の生産量をコントロールすることで価格下落を防ぎましたが、長期的な結果として、需給バランスの歪みが発生し、わずかな需要増や天候不順で米価が上昇する構造を作り出した。
  2. 気候変動 : 猛暑や豪雨など、気候変動による水稲の生育への影響が、収穫量減少に繋がり、米の供給を不安定化させた。
  3. インバウンド需要 : インバウンド需要の増加によって、国内の米の需要が一時的に増加し、米価上昇を招いた。
  4. 農業従事者の高齢化 : 農業従事者の高齢化による労働力不足、水稲の生産を減らし、米の供給を不安定化させる要因となっている。
  5. 米の流通構造 : 減反政策による米の価格高騰を見越し、一部の業者や生産者が米の供給を控え、価格上昇を招いたという指摘。
  6. 政府の対応の遅れ : 農林水産省は、米不足を認めようとせず、備蓄米の放出を遅らせた。

 

 

などなど・・・主に社会経済的な要因の他にも、私達にはまだ見えていない原因があるかも知れません。

 

 

だけど、日本で米騒動は複数回起きていて、1918年の大正米騒動と、1993年(平成05年)の平成米騒動。

1993年(平成05年)記録的な冷夏により米不足が発生しました。
その時政府は緊急でタイなどから米を輸入したが、日本の食文化に合わない「タイ米」を輸入したため、購入する人が少なく、売れ残りを懸念した業者が抱き合わせ販売などした為に問題となりました。

( そもそも、日本のお米は「ジャポニカ米」。それに対して輸入したのは「インディカ米」系統が違うのです、米ならなんでも言い訳では有りません。にて非なるものなのです。そりゃ〜人気出ないよねぇ。 )
翌年の1994年には大豊作となり騒動は収まり、米の備蓄制度を確立する契機となった。

(この備蓄制度が上手く活用できていない・・・制度というより運用する人に問題がある様な・・・)

 

日本人にとっての主食になる「お米」だけではありません、食料品全体の自給率 (供給量)を増やして行かなければ、いつまで経っても輸入品に頼る事になります。

今回のトランプ税の様に、関税の引き上げで輸入出来なくなる食品があれば、食卓から消える運命です。

国内で作れるものは作る様に、政府がもっと後押しするべきだと思います。

 

一時が万事、見直す力・実行力が無いと・・・。目先だけ追いかけてはダメだという事です。

お米の問題も、物価高騰も本当に何とかして欲し〜い。

 

 

 

2025年 05月 30日

 

 

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