Conclave (コンクラーヴェ)
ローマ・カトリック教会の フランシスコ教皇 が 21日、88歳 で 亡くなり ました。各国では、その 死 を 悼む 動きが広がっています。
1936年 12月にアルゼンチン・ブエノスアイレスでホルヘ・マリオ・ベルゴリオとして生まれた教皇は 2013年 03月、前任のベネディクト16世が異例の辞任をしたのを受けて、南北アメリカ大陸および南半球から初めて教皇になった。
非ヨーロッパ系の教皇としては、741年に死去したシリア出身のグレゴリウス 3世以来だった。また、イエズス会の神父としても、初の教皇だった。
教皇フランシスコの活動には「初めて」が多く、教会に改革を導入することを止めなかったが、伝統主義者の間でも人気を保っていた。
2019年 11月には、日本を訪れ、被爆地の広島や長崎でスピーチを行い、核兵器の廃絶を訴えました。
ことし 02月から 1か月余りにわたり入院するなど、健康への懸念も広がっていましたが、20日には、キリストの復活を祝うイースターにあわせて姿をみせていました。
ローマ教皇庁は、教皇が 21日午前 07時半すぎに亡くなったと発表し、死因について、脳卒中と不可逆的な心不全だったと公表している。
バチカンにあるサンピエトロ広場では、21日夜、信者など大勢の人々が集まり、追悼の祈りがささげられました。
また、フランス・パリにあるノートルダム大聖堂や、イギリス・ロンドンのウェストミンスター大聖堂などでも祈りがささげられ、世界各地でその死を悼む動きが広がっています。
教皇庁は、葬儀に先立って、現地時間の 23日午前 09時に教皇の遺体がサンピエトロ大聖堂に移され、その後、一般の弔問の受け付けが始まると発表しました。
フランシスコ教皇の死去から一夜明けた 22日朝も、バチカンのサンピエトロ大聖堂の周辺では、教皇の死を悼むため多くの人が訪れていました。
そして、新しい教皇は、” コンクラーヴェ “ で選ばれます。
“ コンクラーヴェ “ とは、「教皇選挙」を意味する言葉で、全カトリック教会の最高司祭たるローマ教皇を枢機卿による投票で選出する手続きのこと。( 日本のカトリック中央協議会ではコンクラーベと表記 )
ミケランジェロの壁画「最後の審判」が描かれている事でも有名なシスティーナ礼拝堂の密室で開かれます。
( Conclave “ cum “ クム(ともに、一緒に、の意味)と、” clavi ” クラービス(鍵、キーの意味)が一つの語になっていて、直訳すれば、「鍵とともに」= 鍵をかけた部屋 = 密室 っと言う訳です。)
このシステムは、カトリック教会の歴史の中で何世紀もかけて、他国の干渉を防止し秘密を保持するため練り上げられてきたものである。
現在の教皇選挙(コンクラーヴェ)の規定は、
そして、教皇が選出されると白い煙、選出されない場合は黒い煙を出して外部の人に結果が伝えられるのです。
くしくも、コンクラーヴェの舞台裏を題材にした映画「教皇選挙」が 2025年 03月 20日から全国で公開中 なのも、なにか絶妙なタイミングなのがビックリです。( コチラは、予告編を見る限り、色々と陰謀が渦巻いているような匂いがプンプンしていますが・・・)
2025年 04月 28日
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